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[声優特集_受け編vol.01]BL界で最も濡れ場をリアルに演じる声優、興津和幸さん特集!

 皆さんはBLCDを購入するとき、どんな要素に購入意欲を掻き立てられますか?原作ファンであったり、キャスト買いやジャケ買いなんてのもあるかと思いますが、今回はキャスト=声優に焦点を当てました!熱く、そして執拗に書いていきたいと思いますよ!

 正直ブログはじまってからずっとこの方を特集した記事を書きたい考えており、懐で温めすぎてびちょびちょな状態。いい具合です。ブログ開始して1年が経過したので頃合いということで、興津和幸、解禁です。

 それで皆様へ先に説明しておかなければならないのが、タイトルにもあるとおり「受け」としての興津和幸さんを舐めるように語っていこうというものでありまして、攻め作品には一切合切触れませんので何卒ご理解奉りまする。

 声優名:興津和幸
 [BL代表作]男子高校生、はじめての 第3弾 / 秋山くん / チョコストロベリーバニラ etc
 [BLアワード受賞歴]2015年度第2位、2016年度第1位、2017年度第2位、2018年度第1位、2019年度第2位、2020年度第2位
  ※ちるちるBLアワードバックナンバー参照(https://www.chil-chil.net/blAwardBackNumber/
 [エロ度]★★★★★

 ■はじめての興津さん

 BLCDファンなら耳にタコができるほどよく聞く名前、興津和幸。ちるちるさん主催のBLアワードのBLCD声優部門では2015年から1位か2位しか取ったことがない正真正銘のBLエリート。辛辣なコメントも多いBLCDレビューを見ていても、酷評を見つける方が難しい演技力の高い役者です。

 筆者が興津さん受けに出会ったのは『男子高校生、はじめての』シリーズ。この作品を文字とおりはじめて聞いたとき、BLCDの角で脳天をかち割られる衝撃が走りました。こ、ここここんな艶めかしく刺激の強いCDを店頭に並べていいのかと。R指定がないことに違和感を覚えるほどの圧倒的なセックス描写は、筆者の頭をスクランブレイクにしました。今考えると、これまで興津さんが出演した作品のなかでも、とりわけ刺激が強い傾向の作品だった模様。

 出会ってはいけない二人が出会ってしまった。私の人生は興津さんを知る前と後に分けられるといっても過言ではない。それほどに彼は私の価値観を大きく揺るがした。しがないBL人生の大きなターニングポイントとなったのである。

 ■なにがスゴイかってそりゃあんたリアリティを追求したセックス描写

 え?なに?いきなり濡れ場かよって?あたりまえだろ!BaconxLettuceは濡れ場を敬愛することが運営理念の1つだからな!そんな運営理念は今考えましたが、当初からこれまで濡れ場を語らない日はない事実を考慮すれば嘘ではないな。くだらない御託はここまでにして。

 <唯一無二の濡れ場技師、興津和幸プロの神器>

 リアリティを追求したセックス描写がすごい。ではどこがどのようにすごいのか、唯一無二の描写力について見ていきましょう。

 神器その1.ドライオーガズムの持続的な快感を描写!
 大切なことは全てBLが教えてくれた、じゃないですがドライオーガズムはBLノベルが教えてくれました。ドライオーガズムとは、女性におけるオーガズムのように持続・連続的に快感を感じることができる射精を伴わない絶頂のこと。興津さんの受け作品をいくつか聴いているとわかるのですが、彼は射精を伴うウェットオーガズムとドライオーガズムを分けて演じているのですよ!ここが本当にすごい!ウェットオーガズムでは絶頂のとき、割合声を張る演技になりがちですよね。

 「アッーーー!」

 っていうやつね。興津さんもウェットオーガズムのときには声を張っていることが多いです。ところがドライオーガズムになると演技が一変。その特徴である持続・連続的に襲う快感で体がビクンビクン痙攣している様子まで、まるで目の前で起きていることのように生々しく、そして艶めかしく表現されている!

 「ァッ・・・・・・ァッ・・・・・・ァッァッ・・・・・・ァッ・・・・・・」

 これはちょっと文字で表現することが難しいので、是非聴いていただいきたい!なにがリアルかって、女性と同じように快感を得られるというドライオーガズムを体現しているところ!女性がオーガズムに入ったときというのは、実は大きく声を張り上げない。声を張り上げるのはむしろオーガズムの直前の方で、オーガズムに入ったときは子宮の伸縮運動で下腹部が力んでいる状態のため、小刻みに震えるように声が漏れる。こういったリアリティをとことん追求した興津さんのドライオーガズムの演技には、本当に敬服するばかりです。

 神器その2.喉奥まで咥えるイマラチオを描写!

 これは本当に興津さんしかできない自前SEなのでは?と疑っております。それこそ日本のこの職人にしか作れません、というような特異な技術であり、BL人間国宝といっていいレベル。

 正直あまりのリアルさに一番はじめは引きました。リアルすぎてこっちが嗚咽しそうになったからです。喉の奥に当たったときに出るくぐもった裏声、口で息ができずに鼻から出る豚のような音、えずき音、引き抜いたあと粘膜で口呼吸ができず鼻をすする描写まで、ことごとくリアルに表現!イマラチオがなんなのか、言葉でなくとも演技を聴けばそれがどういう行為なのか一聞瞭然。

 筆者は興津さんのイマラチオの演技を聴いて、エロスとはなんぞやという問いかけをされているのだと感じ取りました。一部の同人誌では「うほ」、「お゛っ」など容姿淡麗な受けが野生動物のように画一的ではない喘ぎ声で表現された濡れ場があるように、綺麗な声でanan言うことだけがエロスなのか、と問われているような気がしたのです。飾らない野生的な反応、それこそがピリオドの向こう側にあるエロスではないのかと!

 神器その3.雄みと雌みの絶妙な調合バランス

 濡れ場の喘ぎ声における雄みと雌みの配合率については役に寄るところが大きいですし、聴く側の好みがシビアに別れるところ。筆者は雌み配合率高めが好みなのですが、BL界では嫌厭されることの方が多くて辛い。濡れ場の喘ぎ声というのは作品を決定づける重要な要素の1つでして、ちょっと間違えたり相性が悪いと興ざめどころか最悪再生ストップになります。筆者も過去1つだけ最後まで聴けなかった作品がありました。これはせっかくお金払って買ったのに費用対効果がマイナスになってしまう。

 そんな悲しい思いは絶対させない!それがこの興津和幸という男。なぜって興津さんはオスメスキッス配合バランスを役ごとに、絶妙に調合することができるからなんだ!雄み多めがお好みの方も、雌み多めがお好みの方も、どっちでもない方も全員まとめて「エロかったっす・・・・・・」といわしめるものをもってくるのが興津和幸なのである!

 例えば普段雄々しい彼が、ベッドではちょっと裏返ったかわいい声出しちゃう的なシチュエーションだと、本当に絶妙な按配が求められる。興津さんはそういうセンシティブなところをフィクションとリアリティで料理して、どんな役でも濡れ場ではきっちり我らを興奮させてくる。まさに非凡な濡れ場技師!

 ■興津和幸のセックス描写はBLCD界に一石を投じる存在だ

 これまで少なくない数のBLCDで、卒業した声優さんから若手まで抱かれる男を聴いてきましたが、正直ここまで濡れ場の演技を細部まで演じる人は他に知らないですね。そう断言できます。もちろん他の受けレジェンドたちが平凡だったわけでは断じてありません。それぞれ素晴らしいものをもっていました。ただ興津さんの場合は、過去にも現在にも濡れ場の技術において、他の人がやっていないことをやっているという点で、抜きん出ている。これまで受け役の声優が積み重ねてきた濡れ場の演技に一石を投じたのです。

 1回インタビューでもしたいくらいですが、おそらく興津さんは濡れ場の演技について、相当の研究をされているのではないかと憶測ですが考えざるを得ない。ドライオーガズムはウェットオーガズムとどう違うのか、女性のように持続・連続的に続く快感をどう表現すればいいのか。喉の奥まで性器が入ってくるとはどういう呼吸になるのか、それを抜き差ししたらどういう音が口や鼻から出るのか。積極的に取り組む意志がなければ、あれだけリアリティのある演技はできない。そこまで考えてBLCDに取り組んでくれているのかと思うと、本当教団でも作ろうかと思うくらい敬意が生まれますよね。教壇はなくとも間違いなく筆者は興津教徒ですけどね。

 ■興津さんの神器が聴ける!オススメBLCD

 ストーリーというよりは、どれだけ濡れ場で興津神器が光っていたかを判断基準としてオススメBLCDを勝手に厳選しました。興津さんの神器が発揮されるには、作品の雰囲気であるとか、それに合わせた音響監督の演出で大きく左右されます。その点ではオリジナルBLCDにやや軍配あり。以下、興津さんの濡れ場神器を浴びるように聴けるCDをご紹介。

 【1】『男子高校生、はじめての 第3弾 生徒会役員の密かな謀』 / 原作:GINGER BERRY

 とくかく興津さんの技術を全て聴きたいならこの作品!BLCDファンなら知らない人はいない超大ヒットシリーズ、通称だんはじ!必ずアニメイト限定版を聴いてくださいね!アニメイト限定版には付き合ってはじめてのセックスでドライオーガズムを経験する話が入ってますから!このカップルのCDはアフターディスクまで全て聴きましたが、興津さん演じる北谷映一はこのセックスを機にほぼ毎回ドライオーガズムに達するようになるんですよ。作品のなかでも、性器よりもアヌスで達する方がいいと本人が言っちゃってるくらいですから、絶頂は9割りがドライオーガズム。『男子高校生、はじめての』なんていかにも純情そうな顔しているタイトルですが、中身はハードラインぎりぎりまで攻めてる濡れ場メインのCDになっております。

 【2】『因果性のベゼ』 / 原作:阿仁谷ユイジ

 興津さんはこんなふわふわ天然誘い受けもできるのかと感嘆した作品。興津さん演じる皆本環は、これまでの役と比較しても高めの声で演じられているのですが、高い声を出しにいってる雰囲気が全くしないのがすごいです。地声ですけどくらいのオーガニック感。喋ってるだけでエロかわいい系の受けなので、濡れ場はその3億倍くらいエロいのですけれど、この作品での聴きどころはイマラチオ。ふわふわな受けちゃんがゴツゴツ喉突かれている背徳感、そしてとどめの興津神器、喉突きSE。若干攻めのモノローグが多くて聴きずらいうえに数十秒しかないので物足りないのですが、そもそもBLCDでがっつりイマラ演技を聴けるものが少ないので、それでも貴重な補給源です。ちなみにもう1つ聴いてほしいところが、そのイマラチオのあとに鼻をすする演技!さっきまで口いっぱいに咥えていた影響で、喉に粘液が張り付いているから鼻をすする。ごく自然な行動を演技のなかに入れているけれど、これはなかなかできる人いませんよ?是非注目して聴いてみてください!

 【3】『愛はじ。-おつき愛はじめました- 第三弾 後輩×先輩~残業で♥♥編~』 / 原作:HuneX

 年上受け多いな興津さん(笑)。こちらは後輩×先輩のオフィスラブ。ツンデレの先輩役を演じています。遠距離恋愛のなか後輩が先輩のところに「来ちゃった」つってサプライズ登場。そのままオフィスで致す展開。後輩が先輩をいじくりまわすプレイが中心なので、興津さんはそれに反応する形でずっと喘いでいる構成。この興津さんの喘ぎ声が妙にいやらしく聴こえるんですよ。絶頂する演技はもちろんそうなのですが、絶頂以外の喘ぎ声がものすごくいやらしい。派手な声の出し方もしていないし、特殊なプレイもないのに、なんっかいやらしい。いきんだり抜けたり、裏返ったりする声をあえて抑えぎみに出している演技が下っ腹にきます。この作品では是非、絶頂以外の喘ぎ声に注目して聴いいただきたい!

 【4】『秋山くん-新装版-』 / 原作:のばらあいこ

 これまた年上受け!もうこれは原作が天才巨匠作家軍のおひとり、のばらあいこ大先生ですから!業界では珍しくキャスト変更した作品ですね。筆者は原作のファンでもありますが、秋山くん役が興津さんだと発表されてから寿命が延びました。BLCDの発売であんなに興奮したのは久しぶりでした。その期待を裏切らない秋山くんを魅せてくれた興津くん!ちょい悪男子高校生の雄みを残しつつ、艶っぽさも織り交ぜながら狂気のわんこ攻め、柴くんにガツガツ食べられてヘロヘロになる秋山くんの喘ぎに注目です!

 【5】『ゆとり部下になめられています』 / 原作:Montblanc Records

 風俗が大好きで乳首が性感帯の梶山隆が、生意気な後輩に振り回されながらもほだされていくという役を演じています。こちらもアニメイト限定版をお聴きください!特に特典CDの『クズ上司を甘やかしています』を!ノンケだった元高校球児が後輩にアヌス掘られてアヘアヘしちゃうところ、萌えます。そしてそのアヘアヘになっちゃう受けを興津さんが見事に演じています。呂律が回らなくなって、喘ぎ声もコントロールがきかなくなって、快感に負けていく様子がまさにアヘアヘ!元高校球児なので濡れ場も体育会系ではあるのですが、エッサ!ホイサ!オッオッ!みたいな色気のない濡れ場にしないのが興津流。最初は抵抗していたのに、恋人同士になってからは潮を吹くほどエロエロになっていく演技に注目です!

 ■末筆
 濃いい興津談義でしたがいかがでしたでしょうか。はじめて『男子高校生、はじめての』で興津さん受けを聴いてからずっと胸のうちで煮え立っていた、興津さんの技術の凄まじさをここで一気に解放させていただきました。いやーすっきりした!

 改めてこの記事を書いていても、興津さんのBLCDの濡れ場に対するあくなき探究心を感じました。彼にとっては演技のなかの1つであって、濡れ場だからどうという色眼鏡で考えてはいないのでしょう。BLCDもその他の仕事も関係なく全力でぶつかる。そういった熱量が感じられて、興津和幸という役者に出会えてよかったと、心底宇宙の摂理に感謝するのでした。地球に生まれてよかったー!

 これからも彼は私たちBLCDファンを興奮させてくれることでしょう。ありがとう興津さん。そしてこれからもよろしくお願い申し上げます(ジャンピング土下座)。


 次回、市川けい原作!『ブルースカイコンプレックス』レビュー