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古川慎氏のドえらい喘ぎを聴いてくれ!おわる原作!『ハングアウトクライシス』レビュー

 1日24時間のうち8時間以外は食事を取らないダイエット方法をはじめて約2ヶ月・・・・・・4kgの減量に成功!おめでとうございます!ありがとうございます!それでも十分な肉付き☆さすがリバウンドで15kgいっちゃっただけある小結ボディ。どうも、皆さんいかがお過ごしでしょうか。

 今回は古川慎さん受けで、しかも攻めが谷山紀章さん!筆者がこの作品を購入した動機はなんといっても古川さんの受けが聴きたかったからです。すいません正直申しまして、ど真ん中でした。スキだッ!バッターアウトな古川さんの喘ぎ声だけしか聴いていないので、そんな、あそんなレビューになること間違いなし。

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 作品名:ハングアウトクライシス
 [原 作]おわる 著
 [レーベル]マリン・エンタテインメント
 [発売日]2016年 6月 23日
 [メインキャスト]椿屋晟生(CV.谷山紀章)× 桜井幹(CV.古川慎)
 [設 定]ヤリチン大学生(御曹司) × ヤリチン大学生
 [ジャンル]スクール
 [エロ度]★★★★★
 [ラブシーン回数]5回
 [ラブシーン分数]16分58秒
 (1回戦,04:03 / 2回戦,01:37 / 3回戦,01:20 / 4回戦,04:17 / 5回戦,05:41)

 あらすじ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 合コンレジェンドの異名をもつ大学生コンビ、法学部で御曹司の椿屋晟生と教育学部
の桜井幹は例のごとく合コンに勤しんでいた。その合コンで好みの女性と出会うことが
できなかった二人は酔ったノリでラブホテルへ。ノリのつもりだったが晟生から「今日
は俺に食われとけ?」と押し切られ「一回だけなら」と体を許してしまって・・・・・・?
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 ■聴きどころはキャストの演技一本

 ヤリチン大学生のパリピ野郎がメインカップルの本作。まぁまず女性をモノ扱いして消費しまくってるキャラクターに共感もクソもないわけで、質よりエロと萌えのジャンクフード的なラブコメBL。むちゃくちゃディスってるように聞こえますね?いえいえ滅相もない!こういう体力使わないでエロと萌えをジャンクフード的に摂取できる漫画は世の中に絶対必要。なんでも体力使ってわんわん泣いたりゲラゲラ笑ったり考えさせられたりすりゃいいってもんじゃない。そんな需要もあるんです。

 あと演出的にもカットが多かったり、SEがなさすぎてなにやってるか全く分からないので、原作片手じゃないと難儀なドラマCDでした。特に濡れ場のSEが致命的にスカスカだった・・・・・・。ナニやってるか、どういう体位なのか、エロ供給量多めの物語なので、そこは作り込んでほしかったですね。SEってドラマCDにとってかなり重要な要素なんだな、と改めて痛感。

 ええーそんなこんなで筆者はストーリー完全度外視で、ドラマCDの本分らしく声優の奏でるアダルトなアンサンブルだけを堪能させていただきました次第でございます。

 ■晟生が晟生にしか聴こえない谷山紀章氏

 俺様系御曹司攻めの晟生役に谷山さんの起用は大正解でしたね!谷山さんも現役のギャル男だからほぼ役=本人といっても過言ではない。(いいや過言だろ)

 「ドピューとかドゥルルー!」
 「うわなにそのいーの?みてえな顔マジぃ!?」

 このへんの台詞とかまんま谷山さん節(笑)!コメディ要素強いので、谷山さん余計にベストオブキャストで間違いない。なんなら谷山さんのコメディスキル生かすために脚本の方でギャグ要素をさらに増やしてもよかったくらい。ギャグ要素は受け役の方が強かったですからね。晟生と谷山さんの相性が抜群だったので、原作よりさらにチャラ男テイスト&ギャグテイストが6割り増しになっておりました。はまり役とはこのこと。

 ■大多数が地雷でも筆者にはA5ランクの黒毛和牛なの・・・・・・古川さんのジェンダーフリーな喘ぎ

 案の定レビューでもちらほら書かれていた、古川さんの高い喘ぎ声についての苦言。筆者は真っ向から逆流するマイナークソ野郎。そう、いつだってそうなんだ。私が愛するカップルが王道だったことはないのだから。

 ということで本作の古川式、ものすごく実用的でした。(やめろ)もといド真ん中の喘ぎ声でした!いや〜参った参った。もうかわいいのなんのってたまんねぇです!苦手な人にはどっちでも同じだろとツッコミが入りそうですが、やりすぎているけど、やりすぎてない絶妙な配分の演技でした。日本語おかしいな?いや、確実にやりすぎてるんですよ。なぜってそれこそドノンケ大学生のヤリチン野郎ビンビン物語つったら「くっ」とか「あ”っ」みたいなスタッカートリズムのノンケ風喘ぎに寄る流れがセオリーかなと思いませんか?ところがどっこい古川さんの演技は真逆も真逆!アダルドビデオのお姉様やお兄様に並ぶ乱れっぷり!でもまたそこに「俺はホモじゃねぇし」とかほざいてるホモフォビアがまさに嫌悪している同性同士の恋愛の当事者になって、男に組み敷かれたあげく甲高い声でanan鳴かされちゃってるという落差に萌えが生じるんだな。腐民の悲しい性だぜ。

 濡れ場になると普段のチャラくて軽いキャラクターからは想像がつかないアダルトビデオさながらの大胆な喘ぎ声を出すのに、そこに違和感を感じなかったのは筆者の好みが贔屓目に影響しているからでしょうか。一見大胆に聴こえる喘ぎ声も、幹というキャラクターの範囲内で演じているように聴こえました。ただ女性との情事のときはどんな感じなの?というのは疑問に思いましたがね(笑)。

 #ベストオブ幹グランプリ

 突然ですが本作のなかでもっとも実用的だと評価したシーンを筆者の偏見で選抜したいと思います。

 3位,「声、我慢するから、やっぱり今ほしい・・・♡」

 2位,「あっ、ちょ、口に入れんのはまだ抵抗が、あむ、んんふぅ♡ちゅう♡」(その後のオーラルセックス含む)

 1位,「あっ、あっ、ぃやっ、ぁん、ぁん、んんあっ♡」
 (プロムパーティー二次会の晟生宅でおっ始めた二人の声に葵が起きて寝ぼけて喋っている後ろで聞こえる喘ぎ声)

 もうね、トラック4と5は選びきれないほどの実用的古川式がありまして。プロム二次会とシンガポールは鬼のようにリピート必至のダイナマイトエロトラックでございました。特に1位の喘ぎ声もそうなのですが、こう犬がキュウンキュウン♡と鳴くような喘ぎ声を出しておりまして。それがもうズドドドドーン!という音を立てて萌えに押しつぶされる勢いでした。古川さんが犬のようにキュンキュン喘いでいるのを筆者は犬のようにハァハァしながら鬼リピするという奇妙な構図でした。

 ■末筆

 本作はとにかく古川さんのエロかわいい喘ぎ声を堪能するだけのドラマCDに尽きる。古川慎CDですね。筆者は古川さんの人柄はよく存じませんが、アニメで聴いていると、幅広い役を古川さんと分からない憑依型の演技をされる方だなと思ってはいました。しかしまさかBLの受け役でこの喘ぎ声を出すイメージはありませんでした。筆者的にははじめて本作を聴いたとき「あの古川さんなのか!?いいの!?あのイケボでこの喘ぎ声いただいちゃっていいの!?ありがとう(ジャンピング土下座)!!!」という興奮を覚えましたよ。本当BLCD祭壇でもあるならお供え物をして拝み倒したい気持ちです。

 ドエロい喘ぎ声を聴かせてくれた古川さん、伸びしろまだまだあるなと感じています!興津和幸師範代ようにイマ●チオやドライオーガズムの演技もどんどん勉強して濡れ場の技術もじゃんじゃん爆上げしていってほしい!BaconxLettuceは全力で古川慎さんを応援しています!